サウナは、入った瞬間の心地よさだけで評価されるものではありません。
毎日の使い心地、掃除のしやすさ、水の流れ方、コントローラーの触れやすさ──
そうした「細やかな体験の積み重ね」が、空間の質を決めていきます。
MORI SAUNAは、ただ“いいサウナ”をつくるのではなく、“長く、美しく、気持ちよく使い続けられるサウナ” を実現するために、見えない部分にこそ徹底的なこだわりを注いできました。
使う人の未来のストレスを、設計でなくす。
ロウリュで生まれる水滴が落ちることを想定し、MORI SAUNAでは、ストーブまわりの排水設計を丁寧に組み込んでいます。


ストーブ下部には受け皿のような金属パーツが設けられ、そこから外部へとつながる排水ラインへ自然に水が流れる構造。
床面に水が広がらず、空間の清潔感や快適さを長く保てるよう配慮されています。
また、ベンチ下にはマグネット式のカバー(いわゆる“けこみ”部分)を採用しています。
普段は足元をすっきり見せる役割を果たしつつ、必要なときにはワンタッチで外せる構造。
手が届きにくいベンチ下の清掃が格段にしやすくなり、数秒の操作で内部まで整えられます。
ほんの数秒で清潔さを保てるこの仕様は、利用者だけでなく施設管理者にも大きな恩恵をもたらします。
さらに、コントローラーは“熱と湿気の動き”を読みながら、最も操作しやすい位置と角度を追求。
迷わず触れられ、熱さに邪魔されず、安心して操作できるようデザインされています。
こうした配慮は外から見えません。
しかし、使うほどにその価値が積み重なり、「このサウナはずっと気持ちいい」と感じてもらえる理由になります。
見えないところに、見える品質が宿る。
ベンチの下、排水口の位置、施工の納まり──
それらは、サウナの“見た目”には現れない部分です。
しかしMORI SAUNAは、どれだけ小さな要素でも、“使う人が快適でいられるか”という視点でつくり込みます。
- 掃除が短時間で終わる構造
- ロウリュ水が溜まらず、自然に流れる構造
- 触れやすい高さにあるコントローラー
- 通気と気密を両立した納まり
- 将来のメンテナンスがしやすい構造
こうした細部の積み重ねは、建築的な知見と実体験の両方がなければ実現できません。
美しさは、日常の中で守られる。
初めて見た瞬間の美しさはもちろん、“何年使っても乱れないシルエット” を守ること。
それがMORI SAUNAの設計思想です。


掃除がしにくいサウナはすぐに汚れ、排水しにくいサウナはすぐに傷み、操作しづらいサウナは使う人の疲労を蓄積させます。
逆に、メンテナンスしやすいサウナは、いつまでも清潔で、心地よく、美しいまま。
MORI SAUNAが目指すのは、“経年で好きになっていくサウナ”です。
未来の使い心地までデザインするブランドへ。
サウナは木と熱だけでつくるものではありません。
日々の使い方、メンテナンスの時間、水の動き、空気の流れ、光の入り方──
そのすべてが体験に影響します。
MORI SAUNAは、設計段階から「未来の使い心地」を見据えています。
- 毎日触れる場所は、直感的であること
- 掃除や排水に“考える時間”が要らないこと
- 負担が蓄積しない構造であること
ストレスが消えていくほど、サウナ本来の癒しや楽しさが際立ちます。
MORI SAUNAの“美しさを保つ設計”は、ただの設備仕様ではありません。
ユーザーの未来の時間を、より豊かにするための思想です。