MORI SAUNAは、一般的な“サウナ小屋”とはまったく異なる思想から生まれています。
私たちがつくっているのは、ただの箱ではなく、「建築としてのサウナ」です。
建築は本来、環境に耐え、人を守り、長く愛されるために存在します。
その原点を踏まえ、MORI SAUNAは構造のすべてを建築基準に沿って設計しています。
軽量鉄骨フレームが、サウナを建築へと引き上げる。
MORI SAUNAの躯体の中心には、一般住宅でも採用される軽量鉄骨フレーム(LGS)があります。
このフレームは、木材だけの構造では実現できない強度・耐久性・気密性を叶えます。

このLGSフレームに、断熱材を丁寧に貼り進めていきます。
外気温が激しく上下する屋外環境では、木だけの骨組みは膨張・収縮によるゆがみが起きやすく、サウナ室の気密性や断熱性が徐々に損なわれていきます。
一方、鉄骨は温度変化に対する安定性が高く、室内環境を長期にわたり理想的に保ちます。
- 気密性が落ちにくい
- 湿気や熱に強い
- 経年劣化が少ない
- サウナ室の品質が長期間安定する
これらの特性が、MORI SAUNAの快適性と耐久性を根底で支えています。
ジャッキアップで、どんな地形にも“水平”をつくる。
屋外設置では「地面が完全に平ら」というケースはほとんどありません。
そこでMORI SAUNAは、鉄骨構造の利点を生かし、ジャッキアップによる水平調整に対応しています。
- 傾斜地でも設置が可能
- 不陸のある地面でも正確に水平を確保
- 建物のゆがみを防ぎ、サウナ室の性能を維持
木造の土台では破損やたわみが起きやすい場所でも、鉄骨なら安全で確実。
土地に合わせて建築をフィットさせられる──これもMORI SAUNAが“建築”である理由のひとつです。
構造の強さが、熱の質と空間に直結する。
構造を強固にし、気密性と断熱性を高めることは、ただ耐久性を上げるためではありません。
熱の質を最高にするための、建築的な前提条件です。
- 寒暖差の影響を受けない
- 室内の熱が均一に巡る
- ストーブの負荷が軽減される
- ロウリュ後もふわりとした熱が続く
建築レベルの気密と断熱は、サウナの居心地そのものを変えます。
サウナ室が“劣化しない”という価値。
屋外サウナの多くが抱える悩みは、数年経つと「暑さが逃げる」「湿気で内部が痛む」などの性能劣化が起きることです。


MORI SAUNAは、断熱材の配置、鉄骨の収まり、湿気対策まで建築基準で細かく設計し、“時間が経っても性能が落ちないサウナ”を追求しています。
長年使っても変わらず、ずっと快適で、ずっと美しい。
建築としてつくるからこそ、その価値が保たれます。
本当に良いサウナは、構造で決まる。
自然の中に置かれ、季節を越えて使われる屋外サウナ。
その環境に耐えながら、熱の質や快適性を長期にわたって維持できるかどうかは、デザインでも設備でもなく、構造そのもので決まります。
MORI SAUNAは、ハウスメーカーの知識と建築技術、そしてサウナ文化への深い理解から生まれた“建築としてのサウナ”。
それは見た目のためのデザインではなく、使う人が安心してととのい続けられる、確かな土台です。