近年、自宅や宿泊施設への導入を中心に屋外用サウナの人気が高まっています。
自然の中でととのう体験や、プライベート性の高いサウナ環境を求める人が増える中で注目を集めているのが、ガラス張りの屋外用サウナ。
ガラス張りの屋外用サウナは、従来のサウナにはない体験価値を生み出す一方で「熱が逃げるのでは」「結露や劣化が心配」といった不安の声があるのも事実です。
今回は、これから屋外用サウナを検討する方が後悔しない判断をするためのポイントをお伝えしていきます。

ガラス張りの屋外用サウナが選ばれている理由
これまでの屋外サウナといえば、木の板をパネルのように組み合わせる小屋型が主流でした。
しかし、木製のサウナには視界が室内にとどまり閉塞感につながるなどの不満や課題も。
ガラス張りの屋外用サウナが選ばれる背景には、サウナを「汗をかく施設」でなく「体験そのものを楽しむ空間」としてとらえる価値観の変化があります。
近年は断熱性や安全性を考慮したガラスや建築技術が進化し、「ガラス=寒い・熱が逃げる」といった従来のイメージが必ずしも当てはまらなくなっています。
また、ガラス張りはデザイン面での評価も高く、住宅や別荘、宿泊施設の付加価値を高めやすいという点も支持されている理由のひとつ。
ガラス張りの屋外サウナが選ばれている理由には、こうした体験価値・デザイン性・技術的進化の重なりがあります。
ガラス張りサウナのバリエーション

ガラス張りサウナのバリエーションは大きく分けて二つあります。
- ガラスドアのサウナ
- 前面ガラスのサウナ
ガラスドアのサウナ

ガラスドアのサウナは、扉全体や一部にガラスを使用したサウナです。
一般的な木製ドアのサウナでは、扉を閉めた瞬間に視界が遮られこもった印象を受けやすくなります。
ガラスドアであれば、扉越しに外の明るさや景色を感じることができるので閉塞感の軽減が期待されます。
外からサウナ室内が見えることで「様子がわかる」というのも安心です。
前面ガラスのサウナ

前面ガラスのサウナは、壁面の一部または全面にガラスを使用した開放感とデザイン性に優れたサウナです。
室内からの視界が抜けるので、「外とつながるサウナ空間」を作る設計が最大の特徴。
前面がガラスになることで、室内にいながら森や庭、空の変化、天気の移ろいまで感じることができます。
視覚情報が増えると、サウナ特有の閉塞感や圧迫感が和らぐのも魅力です。
屋外用サウナをガラス張りにするメリット

屋外用サウナをガラス張りにする最大のメリットは、サウナ体験そのものが大きく変わる点にあります。
外部環境を積極的に取り込み、自然や景色と一体化した体験を生み出すことで感じる、ガラス張りならではの代表的なメリットを紹介します。
- 圧倒的な解放感と没入感
- 視覚的な広がりによる快適さ
- デザイン性・ブランディング価値
圧倒的な解放感と没入感
ガラス張りの屋外用サウナでは、サウナ室と外の境界が曖昧になります。
この体験は、単に外を眺めるという体験にとどまらず、まるで自然の中に身を置いているような感覚が生まれるのが大きな魅力です。
視界が遮られないことで風の動きや光の変化、季節の気配まで感じることができ、非日常性を求める人にとってガラス張りが生み出す没入感は大きなメリットです。
視覚的な広がりによる快適さ
ガラス張りの屋外用サウナでは、視覚的な広がりによって同じ室温であっても体感温度が柔らかく感じることがあります。
閉じた空間では熱が迫ってくるように感じやすい一方で、視界が開けることで心理的な圧迫感が軽減され、心身共にリラックスしやすくなります。
その結果、閉じた空間に比べて長時間でも無理なく過ごせる環境が整います。
サウナに慣れていない初心者にとっても、入りやすく安心感のある体験になりやすいのがメリットです。
2〜3名用などのコンパクトなサイズでも窮屈さを感じづらくなるというメリットもあります。
デザイン性・ブランディング価値
ガラス張りの屋外用サウナは、機能面だけでなく空間全体のデザイン性やブランディング価値を高める要素のひとつです。
ロケーションや建築と調和したサウナがあることで空間全体の完成度が高まり、体験価値の向上につながります。
さらに、ガラス張りのサウナは写真映えしやすくSNSや口コミを通じた拡散効果も期待できるので、空間や体験を伝えるための強力な魅力となります。
ガラス張りの屋外サウナに不安を感じる理由

ガラス張りの屋外サウナは魅力的な一方で「本当に快適なのか」と不安を感じる人が多いのも事実です。
ここではガラス張り屋外サウナに対してよく挙げられる不安と対策を紹介します。
- 寒そう・熱が逃げそう
- 結露・カビ・劣化への懸念
- 表面温度や耐熱性の不安
寒そう・熱が逃げそう
最も多いのが「ガラス張りだと寒そう」「熱が逃げそう」という不安です。
特に屋外サウナは外気温の影響を受けやすいため、ガラス部分が多いほど保温性が心配になる人も少なくありません。
実際に、単板ガラスを使用した屋外サウナでは、熱が逃げやすく室温が安定しにくいというケースがあります。
ストーブの火力を上げても充分に温まらなかったり、場所によって体感温度に差が出てしまうことも。
これらの不安は、単板ガラスではなく複層ガラスを使用することで解消することができます。
複層ガラスとは、名前の通り複数のガラスから構成され、ガラスとガラスの間に空間を持たせたガラスのこと。
ガラスとガラスの間の空間を確保するため、乾燥剤入りの金属部材を挟み込み、乾燥空気や質量が重いガスが封入されています。
ガラスが2枚の複層ガラスは「ペアガラス」とも呼ばれます。
結露・カビ・劣化への懸念
次に多いのが、結露やカビ、長期的な劣化に対する懸念です。
屋外サウナは「屋外」という環境に加え「高温・多湿」という条件が重なります。
ガラス面で適切な防湿対策がされていない場合、内外の温度差によって結露が発生しやすくなります。
結露が繰り返されると、水分が構造内部に入り込み木材の痛みやカビの原因になる可能性も。
屋外用として設計されていないサウナでは、こうしたトラブルが起きやすく、結露やカビ、劣化の不安につながっているのです。
弊社製品のMORI SAUNAでは、耐熱ペアガラスを採用することで外気と室内の温度差が伝わりにくく、結露しにくい設計にすることで対策をしています。
表面温度や耐熱性の不安
ガラス張りの屋外サウナでは「ガラスが熱くなりすぎないか」「割れることはないのか」といった不安もあります。
一般的なガラスは高温環境に適していないため、耐熱性の低いガラスを使用すると表面温度が高くなりやすく触れた際に危険を伴う場合があります。
また、急激な温度変化に耐えられず破損のリスクが高まるケースも考えられます。
これらの不安も断熱ペアガラスが解決。
実際に弊社で検証したところ、断熱ペアガラスの外面はサウナ室内の熱が伝わりにくく、触っても外気温とほぼ同じ温度でした。
ガラス張りのサウナ選びで失敗しないためのポイント

ガラス張りの屋外用サウナ選びで失敗しないためのポイントは「屋外環境を前提にどのように設計されているか」という点に注目です。
見た目だけを優先して設計されたサウナではなく、建築としての基本性能を抑えた設計のものを選ぶといいでしょう。
おもなポイントは以下の3点です。
- 屋外×ガラス張りでも温まる断熱・気密設計
- 耐熱・複層ガラスを使用
- 結露を防ぐための防湿・換気設計
屋外×ガラス張りでも温まる断熱・気密設計
ガラス張りのサウナを検討する際には、ガラス部分に目を向けがちですが、重要なのはサウナ全体の断熱構造です。
壁や天井に断熱材が十分に入っていなかったり全体の気密性が低い場合、さらにガラス面が大きいとなると温まらず、高出力のストーブが必要になり電気代が余計にかかる場合も。
ガラス面には断熱材を入れることができないので、ガラス面が多いほどサウナ室の断熱性は下がってしまいます。
壁や天井、床まで一体で高い断熱・気密を確保していればガラス張りであっても室温は安定しやすく快適な熱環境を保つことができます。
耐熱・複層ガラスを使用
ガラス面の断熱性を高める場合、屋外用サウナでは断熱ペアガラスが有効です。
単板ガラスには熱が伝わりやすく外気温の影響を受けやすいという弱点があります。
断熱ペアガラスを使用することで、ガラス間に空気層やガス層を持つので断熱性能が高くなります。
触れた際の安全性や、長期使用時の安心感という点でも耐熱性を備えた複層ガラスを前提に考える必要があります。
結露を防ぐための防湿・換気設計
ガラス張り屋外サウナでは、結露対策も重要なポイントです。
結露は単に不快なだけでなく、放置するとカビや構造劣化の原因となるので、断熱と合わせて防湿設計が適切に行われている必要があります。
さらに換気設計も快適性を左右します。
換気が不十分だと湿気がこもり息苦しさや不快感につながります。
適切な換気バランスを取ることで、呼吸がしやすく湿度と温度が安定したサウナ空間を作ることができます。
一般的な木製サウナと「高断熱・高気密設計サウナ」の違い
屋外用サウナを検討する際、多くの人が比較対象とするのが木材を主体とした木製サウナです。
自然な見た目や導入しやすさが魅力の一方で、長期的な快適性や耐久性という観点では、構造の違いによって大きな差が生まれます。
ここでは、木製サウナでよく比較されるポイントを整理しながら、住宅建築レベルの「高断熱・高気密設計サウナ」との違いをまとめました。
| 比較項目 | 一般的な木製屋外サウナ | 高断熱・高気密設計サウナ |
|---|---|---|
| 外観イメージ | ![]() | ![]() |
| 断熱材(床・天井まで) | 製品による | ✓ 重視されやすい |
| 気密性(隙間が出にくい構造) | 製品による | ✓ 確保しやすい設計 |
| 室温の安定性 | 外気の影響を受ける場合あり | ✓ 安定しやすい |
| 結露対策(防湿) | 製品による | ✓ 対策込みで設計されやすい |
| 換気設計 | 製品による | ✓ 快適性の要素として重視 |
| 経年変化(歪み・劣化) | 木材の特性上、対策が重要 | ✓ 屋外前提で対策されやすい |
| メンテナンス | 木材の状態に応じて必要 | ✓ 負担を抑える考え方 |
| 向いている人 | 雰囲気・導入しやすさを重視 | ✓ 長期快適性・性能重視 |
木製の屋外サウナに多い課題
木製の屋外サウナはシンプルな構造で作られることが多く、断熱性能が十分でないケースが多くみられます。
断熱材が床や天井にほとんど入っていなかったり、最低限しか施されていない場合は外気温の影響を受けやすく室温が安定しにくいのが課題です。
また、屋外の環境では雨風や温度変化の影響を受け続けるため、木材だけで構成されたサウナは時間の経過とともに歪みや劣化が起きやすくなります。
木材特有の反りや歪みによって隙間が生じ、気密性が低下することでさらに断熱性能が落ちるといった状況になります。
長期使用で差が出る構造性能
屋外サウナは、室内サウナ以上に過酷な環境で使用されるものです。
構造体の強さ、断熱・気密の制度、防湿や換気性といった要素は長期使用で明確な違いとして現れます。
快適性の維持やメンテナンスの手間は、初期設計の構造性能によって大きく左右されることとなります。
屋外用サウナを「長く使い続ける空間」として考えるのであれば、建築としての性能を前提にした設計が重要です。
ガラス張りでも快適な熱環境を実現する考え方

ここまで見てきたように、屋外サウナに不安が生まれる理由の多くは「屋外環境を前提とした設計がなされていないこと」にあります。
建築としての基本性能をしっかりとおさえた設計であれば、ガラス張りでも快適な熱環境が十分に実現できます。
そんな考え方から生まれたサウナがMORI SAUNAです。
サウナ建築という発想

屋外サウナにおいて快適性と耐久性を両立させるためには、仮設的な小屋ではなく建築物として設計されていることが重要になります。
MORI SAUNAでは、屋外環境を前提に日本の建築技術をベースとした高気密・高断熱設計を採用しています。
建築全体として熱を逃がさない構造を作ることが、ガラス張りでも快適な熱環境を実現させる前提条件です。
多層断熱×高気密で「柔らかい熱」をつくる

快適な熱環境を実現する上で重要なのが、熱をどう室内に留めるかという考え方です。
MORI SAUNAでは壁、天井、床にまで多層断熱構造を採用し、高い気密性と組み合わせることで室内の熱を効率よく蓄えます。
この構造により、熱が逃げにくくなりストーブの火力に極度に頼らずにサウナ全体がじんわりと温まります。
その結果、刺さるような強い熱ではなく、体を包み込みような「柔らかい熱」が生まれるのです。
ガラス張りの不安を解消

MORI SAUNAでは、前面ガラスに耐熱強化ペアガラスを採用しています。
そうすることで、表面温度の上昇を抑えつつ高い断熱性と安全性の確保に成功。
ガラスを含めて建築全体を総合的に設計することで、前面がガラスであっても室内の熱環境が崩れにくく解放感ある構造を実現しています。
屋外ガラス張りサウナはどんな人に向いているか

屋外のガラス張りサウナが全ての人に最適な選択肢というわけではありません。
高い体験価値の一方で、使い方によっておすすめできるケースが分かれてきます。
おすすめしたいケース
屋外ガラス張りサウナが最も力を発揮するのが「サウナ体験そのものの質」を重視するケース。
外の自然環境を取り込み、サウナに入りながら景色の変化を楽しみたい人にとって前面ガラスの解放感は大きな魅力になります。
自然の中に溶け込むような没入感を感じられる感覚は、ガラス張りならでなの体験です。
また、宿泊施設のように滞在そのものが価値になる空間にも向いています。
ガラス張りの屋外サウナは視覚的なインパクトが強く非日常を演出しやすいため、集客ツールとしての活用にも最適。
写真や動画でも映えるので、施設の差別化にもつながります。
慎重に検討すべきケース
一方で、イベント用途や短期間の使用を前提とした場所ではガラス張りのメリットを十分に活かしきれないことがあります。
MORI SAUNAの設計は、恒常的な使用によって価値を発揮するので、短期利用ではオーバースペックになる可能性があります。
また、機能性より価格を重視したいという場合にも慎重な検討が必要です。
体験してから決めるという選択肢

ガラス張りの屋外サウナの魅力は、写真やスペックだけで判断するのが難しい存在です。
数値では感じることのできない熱の質や、空間としての心地よさを購入を検討する段階で一度体験してみることをおすすめします。
MORI SAUNAでは千葉県八街市に、サウナの体験ができるショールームを用意しています。
熱の質を体験
サウナの快適さを左右するのは、単純な室温の高さではありません。
実際に体に触れる熱が柔らかいか、呼吸がしやすいか、ロウリュをしたときの感覚などは、実際に体験することで判断できます。
特にガラス張りのサウナの場合、「本当に寒く感じないのか」「表面温度は熱くならないか」といった不安を、実体験から解消することができます。
実際に確認できるポイント
体験型ショールームでは、完成したサウナを空間として確認することができます。
外観の佇まいや、素材感、スケール感といったデザイン面はもちろん、ガラス越しに感じる解放感や自然の抜け方も体感できます。
体で確かめて納得して導入を判断することで、後悔が少ない選択となることでしょう。
迷ったらプロに無料相談|MORI SAUNAが最適プランを提案

屋外用サウナは本体選びだけでなく、断熱・気密・結露対策、設置場所や目隠し、外気浴・水風呂の動線まで含めて満足度が決まります。
MORI SAUNAはサウナを“建築”として設計し、軽量鉄骨フレーム×三重断熱で屋外でも安定した熱環境を実現。
mm単位のサイズカスタムや前室付き仕様にも対応でき、柔軟に理想を形にできます。
迷ったらまずはお気軽に無料相談へ。
年間100件以上のサウナ導入サポート実績をもとに、設置条件に合わせた最適なサイズ・仕様・配置までまとめてご提案します。
\国産・三重断熱の本格屋外用サウナ/
屋外用サウナ×ガラス張りは設計次第で最高の体験が得られる

屋外用サウナにおけるガラス張りの選択は、決してリスクのある選択につながるわけではありません。
重要なことは、「屋外という過酷な環境を前提にどこまで設計されているか」という点にあります。
断熱・気密・換気・防湿といった基本的な構造をガラスを含めた全体構造として正しく設計することで、解放感と快適な熱環境そして長期的な耐久性を十分に確保することが可能です。
失敗しないためのポイントは、条件に合った設計を知り、相談、体験してみること。
屋外用サウナ×ガラス張りは設計次第で、自然と一体化する没入感や柔らかく包み込まれるような最高のサウナ体験を得ることができます。
「自分の環境でも快適に導入できるか不安…」という方は、MORI SAUNAへぜひお気軽にご相談ください。

